肩こり解消には筋トレ
昔と比べて、肩こりの痛みで悩みを抱えている人は増えているのではないでしょうか。
現代社会においては、昔と比較して長時間PCに向かって作業するような業務が増加し、肩こりはデスクワークの人の職業病の一つにもなっています。
なぜデスクワークで肩こりになりやすいかというと大きな原因は2つで、まず一つめがやはり長時間同じ姿勢でいるため、同じ個所に負担がかかって筋肉が硬直し血行が悪くなってしまう事。そして、2つ目が体を適度に動かす習慣にないため、筋力が弱ってしまい肩こりになりやすくなる事です。
他にもPCを長時間使っている人の場合はディスプレイを見る事による眼精疲労なども大きな原因となりますが、デスクワークそのものの問題点としては上記の2点と言えます。
肩こりの解消・予防のための筋力トレーニング
そのため、肩こりを根本から改善するためにはただ姿勢を正したりするだけではなく、そもそもの筋肉トレーニングが必要です。
特に必要なのは肩甲骨周りと肩・首の筋肉で、これらの腕・頭を支えるための筋肉が十分にないと、血流が悪くなって新陳代謝が低下し、肩に疲労物質が蓄積されてしまい、更にそもそも負担に耐えられないため疲労しやすい状態となり、肩こりになりやすくなるからです。
それを防ぐためにある程度の筋力トレーニングを行って腕や頭を支える筋肉をつける事が重要です。
とはいっても、そこまで大変な筋トレをする必要はなく、短い時間で出来る簡単なトレーニングでも十分に効果を発揮しますので、そのトレーニング方法をご紹介します。
肩の筋肉をトレーニングする方法
まず、手をまっすぐ肩の位置くらいまで真っ直ぐ横に伸ばして広げます。
その状態で、手を半径10センチ程の円を描くように動かす運動を、2~3分程行います。
肩に負担がかかって疲れてしまうようであれば、その時点で中止しても大丈夫です。
この運動を行う事により肩の筋肉が鍛えられるとともに、肩周りの血行が良くなるため肩こりしている状態を改善するためにも効果的です。
首の筋肉をトレーニングする方法
まず右手で頭の右側を支え、首の筋肉を使って右手と押し合いをするような形で力を入れます。
10秒程行ったら、今度は左側で同じ事を行い、その後で両手を使って前後の方向もトレーニングを行います。
これを2セットか3セット程行い、その後で1週10秒程かけながらゆっくりと首を3回程回します。
このトレーニングにより首の筋肉を鍛え、首から発生する肩こりを解消していきます。
肩甲骨周囲の筋肉トレーニング
最初に腕をまっすぐ前に伸ばし、その状態から肘を水平に後ろに下げていきます。
この時、肩甲骨周辺が動いている事を意識しながら、10秒程かけて限界まで肘を後ろに下げます(腕は曲げても伸ばしたままでも大丈夫です)。
後ろに引いたらその状態で5秒程キープして、また10秒程かけてゆっくりと最初の位置まで戻します。
これを3回程繰り返し、肩甲骨周辺の背中の筋肉を鍛える事で、肩こりがしにくくなり姿勢の改善にも役立ちます。
筋トレも「やりすぎ」には注意
肩こりの根本解決には筋トレが重要となりますが、だからといって過度なトレーニングを行う事は逆に筋肉に負担をかけてしまい、肩こりを悪化させる原因になることもありますので、注意が必要です。
トレーニングは疲労を感じる程行うのではなく、気持ちいいと思えるくらいのレベルで行う方が、肩こりの解消には効果的だと言えます。
適度なトレーニングを行って、肩こりに悩まされない体づくりを目指しましょう。
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