レチノインとは?
にきびや肌の悩みで皮膚科に行くと、レチノインという塗り薬をもらう事があります。
レチノインとはいったいどういうものなのでしょうか。
レチノインは、ビタミンAの誘導体
レチノイン(トレチノイン)とは、ビタミンAを、肌の上から吸収できるような性質に変化させたビタミンA誘導体の事で、肌トラブルの治療に用いられます。
なぜレチノインと呼ばれるかというと、ビタミンAの科学的な呼称(呼ばれ方)がレチノイドといわれるため、そこから名称がきています。
レチノインは、肌のターンオーバーを強力に促進する作用があるため、にきびやシミ・シワといった様々な肌トラブルの治療薬として利用されます。
レチノインを塗布すると、数日以内に角質層が剥がれ落ち、コラーゲンの生成が促進され、肌細胞の生まれ変わりが発生します。
古くなった肌細胞を新しい細胞に入れ替える事で、肌トラブルを解消するのです。
しかし、レチノインは副作用として、皮膚を薄くしたり、肌のバリア機能を低下させてしまうため、場合によっては肌トラブルを悪化させてしまうなどの可能性があるため、利用については医師とよく相談して行う必要があります。
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