にきび対策商品って本当に効果あるの？

肌質に合わせれば効果有り。そうでなければ危険な場合も…

世の中、にきびの対策商品というものはいくつもあり、それぞれが様々な効果を謳っています。

にきびの対策商品を大きく分けると、以下のような分類になります。
・毛穴の汚れを落とす、洗顔料など
・にきび菌を殺菌するもの
・皮脂の分泌を押さえ、肌の調子を整えるもの
・古い角質をはがし、ターンオーバーを促すもの
・サプリメントや薬などの、体の内側からの対策

まず、毛穴の汚れを落とすものについては、多くの場合スクラブ入りの洗顔などが利用されます。
洗顔直後の状態だけをみると、毛穴のつまりなども解消されるためにきび対策として良さそうに思えるのですが、肌が弱い人が利用した場合、スクラブが肌への刺激になって、余計に肌が弱くなり、かえって悪化する場合もあります。

次に、にきび菌を殺菌するもの。
これは、そもそも詰まった皮脂に対するにきび菌(アクネ菌)の殺菌を目的にしたものなので、炎症を起こしている状態の赤にきびには効果がありますが、それ以外だとあまり効果が出ない場合があり、原因から治すものではありません。
また、にきび菌は通常人の肌を健康に保つために活動していますので、過剰に殺菌をしてしまうと、今度は肌が弱くなったりもします。

皮脂の分泌を抑える商品は、ビタミンC誘導体などが利用される場合が多く、やや高価なものが多いです。
基本的に副作用などはあまりありませんが、使うと一時的に乾燥したような肌質になる場合があります。

古い角質をはがすものでいうと、良くあるのがピーリング石鹸などです。
乾燥肌で古い角質が残り、肌が厚くなっているような場合には有効ですが、刺激が強いため、敏感肌などの場合は更なる肌トラブルを招く場合があります。

体の内側からの対策としては、ビタミン系のサプリメントや漢方、または抗生物質などの薬が上げられますが、即効性が薄く、多くの場合、継続することで効果を発揮していきます。

にきびの対策商品は、肌質を考え、正しく使えば協力な味方になってくれる事は間違いありません。また、こういった商品の選び方こそ、医者などの専門家に相談して適切なものを選ぶ事が重要かもしれません。