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紫外線を浴びるとシミになるのはどうして?

シミの原因は紫外線っていうけど、紫外線を浴びるとどうしてシミが出来るんでしょうか。

シミは紫外線から身を守るために出来る

美容という観点でいうと、シミは憎らしい天敵ですが、健康という点で考えると、シミはなくてはならない、大切な身体の機能です。

紫外線は人の目に見えない光で、太陽の光のおよそ5~6%程度を占めています。目に見えない光というとなんだかイメージがわきにくいですが、携帯電話の電波のようなものだと考えてください。

紫外線は、細胞の中にあるDNAを傷つける働きを持っているため、紫外線を無防備で浴び続けると、細胞が破壊され、生物が生きている事が出来ません。
よく、銭湯などにおいてあるクシなどは紫外線による殺菌をしてありますが、この作用を利用しています。

紫外線を浴びると細胞が破壊されてしまうので、人の身体は紫外線から身を守らなくてはいけません。
そこで、作られるのが「メラニン」です。

メラニンは日焼けをしたりシミを作ったりするように、肌を黒くする作用があります。
紫外線は黒い物質に吸収される性質があるため、肌の表面側がメラニンによって黒くなる事で、紫外線は肌の内側まで届かなくなります。
こうして、紫外線を肌の内側まで届かないようにする事で、細胞の損傷を防ぎ、健康を保っているのです。

どうしてシミのように、部分的に黒くなるのか

本来、人の肌は紫外線から身体を守るため、紫外線の当たる部分が均等に黒くなっていきます。これが日焼けといわれる現象です。

そして、作られたメラニンは肌のターンオーバーによって、除去されていきます。紫外線が当たらなければ新しいメラニンは作られないので、日焼けした状態は、日に当たらないでいると時間の経過と共に薄くなっていきます。

しかし、メラニンによる防御が追いつかずに肌の内側の細胞が傷ついてしまったり、睡眠不足などによって正常に肌のターンオーバーが行われないと、このメラニン除去の仕組みが働きません。
すると、除去されずに残ったメラニンが肌の細胞に沈着して、黒く残ってしまいます。

こうしたメラニンの沈着がおきるのは、肌が弱っている部分だったり、紫外線によって細胞がダメージを負ってしまった部分の周囲であるため、シミのように部分的に黒くなってしまう状態が起きます。

つまり、シミが出来る部分とは肌が弱っている部分であり、肌の健康を取り戻さない限り、同じ場所にシミが出来続けてしまうといえます。

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