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肌質改善・にきび治療法「クリスタルピーリング」

ターンオーバーの促進や、にきび治療として用いられるクリスタルピーリングという治療方法について解説します。

細かい金属の粒子で肌を削り取る治療法

クリスタルピーリングとは、酸化アルミニウム粉末などを肌に吹き付けて角質層をはがし、削り取る治療方法の事です。

ピーリングとは日本語に直すと「剥(む)く」という意味であり、同じような治療法としては、ケミカルピーリングがあります。

ケミカルピーリングは薬剤によって肌を溶かす手法なのに対し、クリスタルピーリングは金属によって肌を削る手法で、イメージとしてはヤスリでけずるようなものに近いといえます。

角質の表面を削る事で、肌はターンオーバーが活性化され、肌の生まれ変わりが促進されます。この肌の生まれ変わりにより、肌を正常な状態に戻すのがこの治療の主な目的です。

また、肌の表面を削り取るため、にきびの原因となる毛穴への皮脂詰まりも解消する事が可能で、にきび治療としても用いられる治療方法です。

ケミカルピーリングとの違い

クリスタルピーリングとケミカルピーリングは治療の目的や効果としては基本的に同じですが、治療法の違いにより、副作用などに差があります。

まず、ケミカルピーリングの場合は使用する薬剤に対して皮膚がアレルギー反応などを起こす場合がありますが、クリスタルピーリングの場合は金属で削っているだけですので、この心配はあまりありません。

また、ケミカルピーリングは基本的に薬剤の種類によって強さが決まってしまうため、部位によって強度を変化させる事が難しく、まぶたなどの角質が薄い場所にも他の場所と同じくらいの強さでピーリングを行ってしまいやすいという難点がありますが、クリスタルピーリングの場合は金属を吹き付ける強度や時間の調整によって強度の変化をつけやすいため、気になる場所をピンポイントで治療する事が出来ます。

一方、クリスタルピーリングは施術する人の腕によって効果にばらつきが出やすい点や、肌全体を満遍なく同じようにピーリングしたい場合にはケミカルピーリングよりも不向きである点があります。

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