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界面活性剤って何?

洗剤のCMなどで耳にする事も多い「界面活性剤」について、解説します。

「混ざりにくいもの」を「混ざりやすく」するためのもの

コマーシャルなどの影響で、「界面活性剤=汚れを浮かせる」というようなイメージもありますが、実はこれは間違い。
界面活性剤とは、例えば水と油のような「混ざりにくい」ものを混ざりやすくするためのもの。
例えるなら、普段は喧嘩しあっている二人を仲直りさせ、協力関係に持ち込む仲介役みたいなものです。

通常、水と油はお互いに混じりあわないため、油で衣類についた汚れや、油分を多く含む化粧品などは、水で洗おうとしても水がはじかれてしまい、落とす事ができません。
そこで、界面活性剤を利用する事で汚れや化粧品が水に溶けるようになり、水で洗い流す事ができるようになります。

界面活性剤というと洗剤やクレンジング剤ばかりに含まれているようなイメージもありますが、実は人の体の中にも存在していたり、身近なもので言えば石鹸はそれ自体が界面活性剤です。

界面活性剤と一口に言っても、その種類は多く、自然に存在しているものもあれば、人工的に石油などから作られたものもあり、効果も種類も様々。一概に身体に良いとか悪いとか言えないものなのです。

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