花粉症は生活環境が原因

春に多くの人が悩まされる症状と言えば花粉症ですよね。春先になると薬を飲んで何とか対象している…という方も多いと思います。
こうした花粉症はどのように起こるのでしょうか

そもそも花粉症とは？

花粉症はアレルギー性鼻炎の一種で、花粉が原因で起こるために花粉症と呼ばれています。
症状はハウスダストなどのアレルギー症状と全く一緒で、目が痒くなったり鼻水が頻繁に出続けるようになります。

花粉症になる原因は、花粉を取りこんだ身体が過剰反応してしまうことによるものです。
通常は抗体を作ってもそこまで過剰に反応することはありませんが、花粉症になってしまう方は抗体が過剰に反応に、ほんの僅かな花粉であっても排除しようとします。これによって涙が出やすくなったり、鼻水が止まらなくなってしまうのです。

鼻づまりも花粉症では辛い症状の1つですが、これも身体が過剰に反応しているために起こる現象です。
これ以上花粉を体内に入れないために、鼻水を詰まらせて侵入できなくするのです。
これによって鼻呼吸がしづらくなり、私生活に悪影響が出るようになります。

花粉症を発症している家族がいると起こりやすい傾向があると言われていて、これは遺伝面だけではなく、生活環境が同じだという事が理由の一つだと言えます。
アレルギーは体に異物が多く侵入してきた際に抗体が作られる事によるものですので、同じような生活環境にいれば同じような体質になりやすいのです。
花粉が無い地域の人は花粉症になり難いというのも同じ理由で、近年花粉症が増加しているのはスギなどの花粉症の原因になる植物が増えたのと同時に、道路などがコンクリートで舗装される事で、昔であれば土に落ちるとそのまま分解されていた花粉が、風などで舞い上がりやすくなっている事なども原因の一つとして考えられます。

花粉症なのかどうかの判断

花粉症はその症状が一般的な風邪と同様のため、発症した当初は風邪と間違える傾向があるようです。
風邪との違いは主に熱があるかどうかという点で、くしゃみや目がかゆいなどの症状が表れてからいつまでたっても熱が出てこないような状態であれば、花粉症やアレルギー性鼻炎の疑いが濃厚になります。

花粉のない場所にいたとしても、花粉症になることはあります。花粉に対する免疫があるかどうかが花粉症を分けるポイントです。花粉の種類によって弱い体質になっている方もいますので、気になるようであれば病院で検査を受けて、花粉症の状態を確認してみることをお薦めします。