ワインの選び方　ブドウの品種による違い

ワインはブドウの品種により大きく風味や味わいが変わります。ワインを選ぶ時は、ブドウの品種でまず選んでみるといいでしょう。

赤ワイン用のブドウ品種

カベルネ・ソーヴィニヨン

主にフランスのボルドーが生産地である赤ワインの代表的な品種。渋みや苦味のもととなるタンニンが多く含まれている。
芳醇で香りが深く、酸味と渋みのバランスが良いしっかりとしたボディのワインとなる。

メルロー

カベルネ・ソーヴィニヨンと並び人気の品種。
やや早熟で、酸味が低く、甘みがあって口当たりの軽いワインとなる。
カベルネ・ソーヴィニヨンとブレンドされたものがボルドー地方の代表的なワイン。

ピノ・ノワール

フランスのブルゴーニュ地方やシャンパーニュ地方が主な生産地。
酸を多く含み、明るい色のフルーティーなワインとなる。華やかな香りで、女性に好まれやすい。

ガメイ

ボジョレーで用いられる品種として、日本ではなじみが深い。
渋みが少なく、軽やかでフルーティな香りのワインになる。

白ワイン用のブドウ品種

ソーヴィニヨン・ブラン

白ワインにとても多く使われる品種。フランスワインの他、カリフォルニアやチリワインなどもこの品種が多い。
際立った香りのワインで、辛口のものから甘口の貴腐ワインまで様々なものが作られる。

シャルドネ

白ワインの代表的な高級品種。
ブルゴーニュ地方やシャンパーニュ地方での生産が有名。
味のバランスがよく、香り高くキレの良い辛口ワインや、熟成されることで黄金色のクリーミーなワインとなる。
シャルドネの中でも、特にシャブリ地方で作られる「シャブリ」が有名。

セミヨン

貴腐ワインの原料として代表的な品種。
通常では華やかな香りで酸味がまろやかなワインとなるが、特殊な栽培を行う事で貴腐ブドウとなり、甘みの強い独特の香りの貴腐ワインが作られる。

リースリング

ドイツワインを代表する品種で、華やかな香りで繊細かつフレッシュな酸味のバランスの良い、非常に質の高いワインが作られる。