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歯磨きの今むかし。正しい歯磨き方法

世の中は、著しい速さで進んでいきます。
つい一週間前まで常識だったことが、今はもう古いやり方になってしまうこともたくさんあります。
歯磨きにも、同じ事が言えます。

歯磨きの3.3.3運動

以前、歯医者さんで歯磨き指導を受けて完璧に実行していました。それが、3年後に同じは医者さんに行ってみたら、歯磨き方法が全然違っていた。ということもあります。

昔の歯磨き方法に「3.3.3運動」があります。「一日3回、食後3分以内に3分間歯を磨く」というものでした。
これは、これで正しいような気がします。
事実、「3.3.3運動」で虫歯にならなかった人もいたでしょう。

しかし、今はかなり歯磨きのやり方が変わってきました。
歯磨きの回数は、必ずしも一日3回ではなく2回以上になりました。歯磨きする場がないところで、無理をしなくてもよくなったのです。
時間も違います。

食後3分後ではなく「30分から1時間以内」に、また3分間ではなく「出来る限り丁寧に」変わりました。

食後すぐに歯を磨かないのは、物を食べているときの唾液の分泌でエナメルが弱くなり、傷つく可能性があるからです。

また、実際に全ての歯を丁寧に磨いてみると、5分以上は時間がかかるでしょう。3分間と区切ると、結果的に早く磨いてしまう可能性もあるのです。

歯磨きに力は不要

歯ブラシに握り方も、昔と今ではかなりの違いがあります。
以前は、歯ブラシの柄をぎっちりと握って、ゴシゴシと擦っていませんでしたか。

今は、鉛筆を持つように柔らかく握って、力を入れずに小刻みに歯ブラシを揺らすように磨きます。
力を入れると歯のエナメルと歯茎を傷つける恐れがあるからです。

大切なのは、力を入れることではなく、時間をかけて汚れを落とすことです。
せっかちは止めて、丁寧を心がけましょう。

虫歯予防にフッ素加工

最近の歯磨き粉には、フッ素剤が添加されているものがあります。
フッ素剤は、歯に塗ると虫歯を予防するといわれています。歯医者さんでも塗ってくれますが、家庭で手軽に利用できるのがフッ素入り歯磨き粉なのです。
しかし、せっかくフッ素入り歯磨き粉を使っても、よく口をすすぐとせっかくのフッ素が洗い流されてしまいます。

こういうときには、二度磨きをしましょう。
一度目は、歯の汚れを落とすための歯磨きです。磨き終わった後は、よく口内をすすぎ、歯磨き粉を残さないようにします。
二度目は、虫歯予防のための歯磨きになります。

こすらないように、歯全体に歯磨きを塗っていきます。口をすすぐときは、軽くしてください。
これで、家庭でも虫歯予防ができます。

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