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肩や首を回したりして音を鳴らすのは体に悪いの?

少し身体を伸ばそうとして背伸びをしたり、簡単なストレッチや体操を行うと、首や肩がポキポキバキバキ鳴ったりしませんか?
音が鳴ると気になって何度も鳴らしてしまったりすると思いますが、実際身体にはどういうことが起きているのでしょうか。首や肩が鳴っても身体に影響はあるのでしょうか。

首や肩の関節が鳴る原因は?

首や肩だけでなく、腕や指、脚などいたるところの関節は動かすとぱきぱき、べきっ、などと様々な音がします。
たまに鳴る分には気になりませんが、動かすたびに音が鳴ると気になってしまいますよね。
音が鳴るとなんとなく爽快な気分になり何度も鳴らしてしますこともあります。
「関節が鳴る」と言うことなのですが具体的にどういう現象が起こっているのでしょうか。

実は音が鳴る原因は未だに証明されていないのです。
関節をスムーズに動かすための潤滑液が移動する音だと言われたり、靭帯が急速に伸縮されるために鳴る音だと言われたり、関節内にできる空洞に空気が入りそれが破裂している音だと様々な理論が提唱されています。

関節には可動域があり、本来動かせる範囲を超えると痛みを伴うのが普通ですが、関節がゆるくなってしまうとその痛みが生じにくくなり本来当たらない間接や腱に当り音が鳴ってしまうということもあります。

関節の音が鳴るのは危ない?

あまり鳴らし過ぎると身体に良くないのでしょうか。
特に首は大切な部位なのであまり鳴らし過ぎるのは避けたいところです。

音を鳴らすことで関節内には衝撃が走ります。すると、その衝撃が周囲の細胞や神経にダメージを与えてしまい、傷つけてしまう事があります。

特に、首や肩の場合は脳に近く神経が集中している部分です。鳴らしすぎて神経にダメージが蓄積された結果、麻痺などの症状が出てきてしまったというケースもあるようです。
首や肩を鳴らすとなんとなく気持ちいい気がする事もありますが、健康のためには出来る限り鳴らさない方がいいでしょう。

その他の部位であれば、動きとともに関節が鳴ってしまうのは仕方のないことです。関節内で衝撃が起こっても大きな怪我につながったりはしません。

しかし、気になったり面白がって鳴らし続けるのはいけません。
その部位の関節のゆるみが音を鳴らすことによってどんどん大きくなってしまいます。
肩だと物が持てなくなったり、股関節だとしっかり身体を支えられないようになってしまうので、むやみに鳴らすのはやめましょう。

普段の生活で音が鳴るのはあまり問題視することはありませんが、音を鳴らし続けるのは危険です。そういう癖のある人は今すぐにでも改善することをお勧めします。

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